東光山 長仙寺
里山公園の近くにある真言宗のお寺で、地元では結構有名。
江戸時代初期の縁起書に依ると、「行基菩薩熊野権現の霊示に依り、谷熊の地を相し、南に渓谷、北に高山、西に大道あり四神相応の良地として、聖武天皇の天平18年(746)一宇を創建し観音寺と称した。」とある。しかし、江戸時代初期のこの縁起の真偽を証明することは難しい。
現在残っている古文書では、「大般若経巻12巻 康安元年(1361)5月3日写本」が長仙寺に伝わっている。また足助文書(一括国重要文化財)の中に、長仙寺で書写したと言う室町初期の「韻鏡」が残っている。遅くとも室町時代には長仙寺は建立されていたものと思われる。
山門;四脚棲門。天保3年(1832)礎石、天保13年(1842)建立。市文化財指定。現在は老朽化のため通行出来ず、仁王像を近くで見られなくてちょっと残念。
永禄8年(1565)5月、徳川家康 が 田原城 を攻める際には当寺を本陣としている。
本堂(観音堂)
薬師堂、平成10年(1998)に建て替え
多賀壽命殿
鐘楼堂
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